相続税
生前対策のご相談
相続発生後のご相談
ところで、多くの方が「相続税=税理士」というイメージをお持ちと思いますが、これだけは知っておいていただきたいことがあります。
それは、相続税申告に関しては経験豊富な税理士に相談しましょうということです。
日本全国における相続税申告件数は統計的には年間約45,000件ですが、全国の税理士事務所は32,000事務所前後です。
したがって、年間1事務所平均の申告件数は1.5件程度ということになります。
つまり、統計的には相続税申告は税理士でもほとんど携わらないという事実なのです。
税金がかかるかかからないかに最も影響を与えるのは「財産の評価」ですが、財産の評価は豊富な知識と経験が求められる専門家でも非常に難しい業務です。
ですから、税金がかかりそうだと思ったら、まずは詳しい税理士事務所に相談することが肝心です。
相続税とは
相続や遺贈によって財産を得る際、一定以上の財産がある場合に課せられる税金です。
基礎控除などがあり、遺産の評価額から故人の債務(借金など)や葬儀費用を控除した課税価格の合計が、基礎控除の金額以下であれば税金がかからないということもあります。
まずは、どのようなものなのかを理解しましょう。
遺産/財産の評価
ある一定以上の財産を得るときに、国から課せられる税金のことです。
財産の評価は、時価ではなく税法や国税庁の通達に基づいて行います。
計算はとても複雑ですし、専門的な知識を必要とします。
評価方法により納税額が大きく異なりますので、専門家である税理士にご相談されることをオススメいたします。
税金対策の3つの視点
対策には大きく3つあります。
税金をどうやって納税するかの「納税対策」
税金をいかに節税するかの「節税対策」
親族間でもめないようにする「分割・もめない対策」
です。
税の申告・納付
税の申告は、故人が亡くなられた日から10ヶ月以内に提出しなければなりません。
申告書は、故人の死亡時の住所を所轄する税務署に提出します。 まずは税金が発生するか否かを確認しましょう。
税の申告に必要な書類
税の申告に必要となる書類は、財産によって様々です。
どのような書類が必要になるのかを確認しましょう。
延納と物納
財産が大きければ、その分多く課税されることになります。
税の納付は、現金で一括して納付することが原則になっています。
多額の税金が支払えない場合は、早めに延納または物納の手続きをとりましょう。